なつブログ

野球、アニメ、ゲームなど様々なことを思いつくまま書きます。不定期更新。

深夜のお話 好きな映画について

前略。好きな映画について語ります。

今回はアニメーション映画を含まない方向で。

特別つまらない映画を見たという記憶はないのですが、私はなぜか邦画に苦手意識があり、レンタルで借りるのは100%洋画です。ド派手なアクションやエッジの効いたジョークが好きな、子供っぽく、同時に捻くれた性分なので、その点で洋画の方が合っているのでしょう。

そんなわけで今回紹介する数本はいずれも洋画。興味がない人にもぜひ見ていただいて、感想を聞いてみたいものです。

基本的にネタバレは抜きの方向なのでご安心を。

 

それでは早速一本目。

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きっと、うまくいく(原題 3idiots)

恐らく日本で一番有名なインド映画(インド映画に詳しくないので自信ない)。

「三馬鹿」のタイトルの通りにインドの大学で出会った3人の若者が面白おかしくバカ騒ぎをする映画です。

私は友人に勧められて、初めて見たのですが、その友人との会話がこちら。

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まさに小並感。

しかしそれくらい感無量になる作品でした。見た後はなんだかムズムズするくらいの底抜けに明るい気持ちと高揚感に包まれるオススメの一本。

本作の語り手であるファルハーンは大学で、風変わりだけど学問を愛する青年ランチョーと神経質な貧乏学生ラージューと出会います。

そして物語は学生時代の数年後、ハルファーンがラージューと共に行方不明のランチョーを探しに旅立つ場面から始まり、ランチョーがどういう男であったか数々のエピソードを通して描写されていきます。

学問の本質を求める学問好きで、同時に悪戯好きでもあるランチョーは、凝り固まった考えを持つ実利主義の教授としばしば対立。目の敵にされたことで3人は様々な事態に巻き込まれますが、それをランチョーの悪知恵で切り抜けていきます。

その中で2人もだんだんとランチョーの持つ生来の明るさ、彼が唱える魔法の呪文「Aal izz well」(All is well 大体は邦題の「きっと、うまくいく」に近い意として用いられる)に惹かれ、毎日を共に楽しく過ごす親友となっていく。

というのが過去編の大筋です。

 

とにかくコメディのセンスが冴え渡っており、踊りで有名なインド映画だけあって音楽のセンスも抜群。エンターテイメントとしてテンポよく話が進むというのはとても素晴らしいし、それでいて3人が楽しそうに笑う姿や、作中でこれでもかと伝えられるポジティブな感情、メッセージは見る者を元気にする。

 

そんなわけで一本目はざっくりとこんな感じ。

 

それでは二本目。

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コーチ・カーター

 

洋画を見ていれば必ずと言っていいほど目にするサミュエル・L・ジャクソンが主演の、実話を元にした映画です。

この物語は薬物や殺人など若者の犯罪率が非常に高い腐敗した街、リッチモンドの高校を舞台に新任コーチのケン・カーターの就任と共にバスケットボール部が変わっていく姿を描いています。

一見するとスポ根の粗筋のようですが、実際には「若者の犯罪」や「罪を犯す若者を諦めている社会」など非常に社会的なテーマを扱っていて、その中で輝こうとする若者たちがたくましく成長していく姿、彼らに向き合い指導するカーターの熱意などヒューマンドラマとして非常に見応えがあります。

就任と同時に「コーチを呼ぶ際は敬称をつけること」「一定以上の学業成績を収めること」「試合の際は正装で会場へ向かうこと」など様々なルールを設けたカーターに多くの部員が反発し主力選手も退部。そこから物語がスタートします。

物語の中盤に起こる大きな「転」や、素晴らしいラストの「結」については、ここでは語りません。

そのため魅力が大変伝えづらいのですが、端的に言えばこの作品は自らや街をも卑下し諦めている少年たち、大人に諦められた少年たちに一人の大人が向き合い続けたことで、少年たちが「輝くことを恐れない」人間へと成長する姿を描いています。その強いメッセージは若者と、そして彼らを取り巻く大人たち全てに刺さるものがあると思います。

 

あとバスケを扱った映画なので当然バスケの描写が多いのですが、バスケ経験者である私が見ても空想じみていない「本当にキツい練習」の描写があったり、ハリウッドだけあって俳優も本当にバスケで結果を残している若者を起用し、更に実際に合宿のような練習までして撮影しているという凄まじい力の入りようで、カメラワークと相まってバスケシーンの迫力には圧倒されます。映像もとても素晴らしい映画です。

この映画に関してはネタバレ込みで今度記事を書くかも知れません。

 

それでは三本目。

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

(Guardians of the galaxy )

 

恐らく先の二本より見ている方も多いでしょうし、説明不要の一本でしょう。

まだ見ていないという方はぜひYouTubeに上がっている冒頭シーンの映像を見て欲しい。

 

https://youtu.be/Qp2l-iB5oIk

 

このシーンだけで私は視聴を決めました。それくらいセンスに脱帽してしまうオープニング。

主人公のクイルが母の形見として愛用するウォークマンで聴く70年代の流行曲がBGMや挿入歌のような形でドンパチやってるシーンでさえもオシャレに、コミカルに彩ります。

更に独特で魅力のあるキャラクターには愛着が湧くし、何者にもなれなかった「ならず者」たちが「俺たちの手で銀河を守ってみせる」と「ヒーロー」になるという展開はまさに王道。

映画の魅力がこれでもかと詰まった一本だと思います。

続編ももちろんオススメ。

 

ここまでが鉄板のオススメ三本。

で、次に紹介するのがこの映画。(これも個別記事書くかな)

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ハングオーバー

タイトルの通りに二日酔いをテーマにしたお話。

親友ダグの結婚式の前に最後の独身パーティーと称して3人で旅に出るフィルとスチュ(順に画像左と右)。その旅にはダグの婚約者の弟にして今作一の問題児で肥満のニート、アラン(画像中央)も同行していた。

そして旅先で瞬く間に一晩が過ぎ、翌朝。宿泊している高級ホテルの最上階で気がつくと部屋は散々な荒れ具合。トイレには何故かトラがいて、スチュの前歯が抜けている。スチュが大事に持っていた祖母の形見の婚約指輪も紛失している。その上肝心の花婿であるダグが行方不明。

慌ててダグを探し始めるも、何故かフィルの腕にはカルテが巻かれ、ホテルの屋上に部屋のマットレスが刺さっているという珍事を目撃。挙げ句の果てにホテルの前に着いた途端に見知らぬ若者がパクったパトカーを持ってくる始末。

このまるで意味のわからない状況を解き明かし、ダグの行方を探すために記憶のない前夜の自分たちの行動を追っていくというのが本作の流れ。

とにかく意味不明な状況と急展開の連続、下品なジョークとテンポの良い会話が魅力で、非常に笑えますが、それより何より意味不明な状況全てに前夜の彼らの行動が関わっており、その謎が一つ一つ解けていくミステリーのような痛快さと、意味不明な状況を招いた彼らの行動の突飛さがまた笑えるという一切中だるみのない構成に唸りました。

これまで見てきたコメディ映画の中でも屈指の「計算し尽くされた」コメディ映画だと感じました。

 

続編もあるのですが、個人的に2は無駄にグロ要素を追加しただけで、一作目よりテンポも悪く何よりミステリー的な魅力もないので、個人的には駄作という感じでした。

2がダメだったので3以降も見てません。

洋画あるあるの一作目と二作目で作風が変わる典型的なやつですが、一昨目の方が良かったパターンですね。

 

作風が少し違って、二作目の方が好きなのはバッド・ボーイズとかでしょうか。

 

ということで今回はここまで。

誰も迷いなくオススメできる作品なのでぜひ一度見てみてください。

紹介した四作品について何かしら感想が聞けると嬉しいです。

 

それでは。