なつブログ

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素人の戯言 開幕超直前!阪神タイガース 近年の課題と今年の鍵!

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推しは髙橋遥人と北條史也

 

かなりお久しぶりです、なつです。

今回のテーマはタイトルの通り。明日に迫ったプロ野球阪神の今季の展望を完全素人の阪神ファン目線から語ります。ガンダムの次の話がそれかよって感じですが、よろしくお願いします。

 

初めにことわっておきますが、この記事は所詮野球ファンの野球トークは素人の戯言です。私は野球一家に生まれましたが、私自身野球経験はありませんし、側から見るとかなり滑稽でしょう。

でもまあ、居酒屋のおっさん然り、こういうのは「知ったかぶり」を楽しむものでもあると思うので、生温かく見守ってください。

 

さて、まずは今季の阪神の展望。何より注目されているのは新加入のボーア、サンズ、エドワーズ、ガンケル、ソフトバンクから加入したスアレス、2年目のマルテ、ガルシア、あと一応二軍の呂を含んでの外国人8人体制です。

特に注目されているのはボーア。ここまで来ると引き下がれないのでしょう。半ばヤケ気味にマスコミは「バースの再来なるか」と扱っています。もはや生態の域なので多分誰一人として自分がなぜ「バースの再来」と言っているかわかってないですし、今更誰もツッコミません。過度なツッコミは野暮ってもんです。

47本打ってるブラゼルは割と十分に「バースの再来」してた気がするが、優勝していないのでノーカンなんでしょう。知らんけど。

 

正直な話、獲得時点からボーアとサンズに1年目から20本以上打つような活躍は期待してません。大活躍するにしても2年目以降に数字が伸びてくるんじゃないかなと思ってます。やはり甲子園は慣れない日本人投手と合わさると1年での適応が難しいのか(それともスカウトの目が悪いのか)阪神が獲得した野手が1年目からリーグトップクラスの数字を残すことは稀です。ここ10年ではマートンとゴメスがいますが、当たり率としてはパ球団などと比べてかなり低いです。

21世紀阪神で活躍したアリアス、シーツ、ブラゼルなどは他球団で数字を残してからの獲得ですし、阪神は今後も他球団の助っ人の動向に気を配るのが吉な気がします。

話はそれましたが、とにかく1年目から阪神が獲得した大型野手(特にスラッガータイプ)が活躍することはまずないと思っていいし、その大型契約が仇となって指導もままならず1年でサヨナラというのが実情です。このような博打ではいつまでも浪費を続けるだけだという話は今回は置いておきます。

ボーアはイチローを尊敬する親日家で練習熱心という記事もありますが、「ぐう聖」がすなわち神助っ人とは限らないことは阪神ファンには常識(脳裏をよぎるメンチとロサリオ)。現実問題適応できるかはわかりません。

逆に既に二軍落ちしているサンズは化ける可能性がありますが。マルテは一定の数字を残してくれそうですし、案外20本打つのでは?という期待感もあります。

 

で、ようやくここから本題。今年の阪神はギャンブルよろしく助っ人を揃えて、特に外国人野手の活躍にチームの成績を委ねたわけですが、もちろんチームに在籍するのは彼らだけではない。

そこで阪神の今年の鍵と、そこに見え隠れする長年の課題を語ります。

 

今年の鍵はズバリ!

 

「秋山と岩貞!(とガルシア!)」

 

はい、彼ら先発投手が鍵だと思ってます。

彼らは皆、二桁勝利経験者です。特に秋山と岩貞の2人は現状戦力と考えられない藤浪を除き、生え抜きで二桁を経験した貴重な存在。

しかし昨年の彼らの勝利数を見てみると、秋山4勝岩貞2勝。これがよくない。二桁勝利経験者が昨年は定着できてなかったんですよね。そもそもブレークして以降一度も二桁勝利していない。もちろん2人の成績が伸びていない要因として18年の阪神の壊滅的な打線というのは大きいですが。

 

阪神の大きな課題は投打ともに「定着」と「上積み」ができていないこと。

 

ブレークしそうな選手、例えば投手なら高卒2年目でローテを守った才木、昨年驚異的な負け運ながら100イニング以上でリーグトップの奪三振率を記録した私の最推し髙橋遥人などが翌シーズンには離脱。

そして16年新人王の髙山、生え抜きで20本を打った中谷など活躍した選手が「定着」できていないんですよね。

投打合わせても、ここ数年で完全定着と言っていいのは梅野と糸原だけでしょう(個人的には上本に頑張って欲しいのですが)。

更には二桁勝利を経験して「ようやくエース覚醒か!?」となっても、そこから「上積み」ができていない秋山と岩貞。

毎年活躍した選手、活躍しそうな選手はいます。けれど、それが絶妙に噛み合わない。時期がズレてしまっている。

 

だがしかし、今年は秋山、岩貞、ガルシアに復調の気配あり。全員が二桁勝つことはまずありませんが、西と青柳に加えてこの3人のうち2人が通年ローテを守ることができたら、それだけでチーム事情はガラッと変わります。

ガンケルは…うーん、どうなんでしょうね。原口のリードの時だけは好投って感じだったのに、それでも打ち込まれるし、出来不出来の差が激しいので厳しいかも。

なので取り敢えずガンケルは除外して実績ある3人がまずしっかりと投げられること。そこでしっかり軸を作った上で、終盤に才木、遥人などが帰ってくるとベスト。

 

また、もう一つの鍵として先程の「上積み」の一つである「近本と大山の活躍」も忘れてはいけません。

近本は鮮烈デビューを飾り、梅野と並んですっかりチームの顔。「2年目のジンクス」云々はともかく、こういう選手が定着できるか否かがチームの未来を変えると思います。

大山も2年連続でレギュラーなど若手の中では貴重な存在。矢野監督が今季マルテのサード起用を明言しており、外野守備も練習しているなど出場機会は怪しいところ。この1年で2年分の経験値がリセット、なんてことにはならないと思いますが、控えに甘んじている状況はよろしくない。爆発的な火力はなくとも少しずつ確実に成長してきた大山。最悪ボーアが不振でも(割と現実的なビジョンなのが悲しいところ)、大山が奮起して昨年のように、それでいて昨年より個々の力が底上げされた状態で一塁マルテ、三塁大山で固定できると強いチームになりそうです。

MLB時代の成績に如実に現れている通り、ボーアは左投手が目に見えて物凄く苦手なので、マルテと大山と3人で併用してもいいかも知れません。(矢野監督左右病だし)

 

最後にロマンの話。これは現実的な話ではなく一虎党の願望ですので聞き流してください。

今年の中継ぎ陣。現時点での戦力は守護神藤川、練習試合で無双のスアレス、新加入のエドワーズ、今季さらなる飛躍を狙う守屋、今年の台頭枠なるか谷川、急成長中のルーキー小川などですね。左はノウミサンがいますが正直年齢的にも厳しいのが結果で伝わってきます。昨年防御率1点台の岩崎、島本の離脱は確かに大きい。

しかし昨年活躍の岩崎はほぼ開幕に間に合う(矢野監督談)という調整具合。島本も実戦復帰を果たし、一軍公式戦出場もそう遠くはないでしょう。

更に私を驚かせたのは予想外の桑原の復活。17.18年の阪神を支えた右腕が練習試合で上々の調整っぷりを披露。正直もう無理かなと諦めてました。

 

もし仮に、ここまでズレていた桑原と島本、岩崎の活躍のタイミングが重なれば、3人が3人ともキャリアハイと同等かちょい下くらいの成績でも残すことができれば…。

当然シーズンごとに好調不調はあるし、特にケガ明けで完璧な投球ができる可能性は低いのはわかっていますが、実現したらと考えるとたまりませんね。

なんというか「満を辞してヒーローが揃った」感というか、PJとかドリスまで加えたら完璧に夢の中継ぎアベンジャーズ

 

さて、ここまで長々と語りましたが、高卒選手を大量獲得した昨年のドラフト戦略を見れば分かる通り、首脳陣も若手から中堅に差し掛かる世代の「上積み」を最重要任務としているのは明らか。

外国人とベテラン頼りのチームから脱却しなければならないことは分かっているはず…多分。大量の助っ人と競うことで大山が、髙山が、他の選手たちがレギュラーを勝ち取ることができたら面白い。神助っ人が活躍してももちろん面白い。

外国人だけじゃなく北條と木浪の競争などポジション争いがチームに好影響を与えることを願うのみ。

 

金本監督就任から始まった「超変革」が5年目にして1つの節目を迎えようとしています。

とにかく今年の阪神から目が離せない。

 

それでは今回はここまで。順位予想はまた別の記事でやろうと思います。

ご覧頂きありがとうございました。なつでした。